遺品整理とは?はじめる時期・進め方・費用・優良業者選びのコツを解説
遺品整理と言われても何をすれば良いのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。遺品整理は遺族がかならず行う作業です。いつごろから何をすれば良いのか明確に理解していないと、遺品に関するトラブルに巻き込まれる可能性があります。
本記事では、遺品整理の疑問に詳細にお答えします。遺品整理を始める時期や、進め方の考え方もご紹介します。遺品整理業者に依頼する場合は、優良業者選びのコツも知っておくと良いでしょう。
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遺品整理とは?
遺品整理とは、故人が残した思い出の品を整理して部屋を綺麗にしていく作業です。遺品整理では、大切な人が残した遺品をそのまま残すか処分するかを決める必要があります。
また、遺品整理を進める際には『デジタル遺品』の存在も忘れてはいけません。スマホやパソコンだけでなく、ブログやSNSなど故人がネット上に残している情報は全てデジタル遺品として扱われます。
故人への想いが強いほど遺品整理はなかなか進みませんが、供養という意味でも気持ちを切り替えて取り組むことが大切です。
遺品整理はいつから?はじめる時期について解説
遺品整理を行うべき時期に明確な決まりはありませんが、一般的には以下のタイミングにて行うことが多いです。
- 四十九日前後や百日法要など親族が集まりやすいとき
- 葬儀後の手続きのとき
- 遺族の気持ちの整理がついたとき
それぞれ詳しく解説します。
四十九日前後や百日法要など親族が集まりやすいとき
仏式にて葬儀が執り行われた場合、四十九日法要の前後や百日法要のタイミングで遺品整理を行うことが多いです。法要の時には遺族だけでなく親族も集まるため、遺品整理を始める良いタイミングと言えます。
また、49日前に遺品整理を進めても特に問題はありません。親族に相談をしながら遺品整理を進めることで、スムーズな片付けが見込めます。
もし他の親族から許可を取らずに1人で遺品整理を進めてしまうと、トラブルの原因にもなるので注意が必要です。
葬儀後の手続きのとき
故人が賃貸に住んでいたり遠方に住んでいた場合、葬儀が終わった後に遺品整理を進める人もいます。賃貸は退去手続きが完了しないと賃料が発生するので、早めの遺品整理が必要です。
また、故人が遠方に住んでいた場合、親族と話し合う機会は葬儀直後しかありません。告別式が終わった段階で遺品整理について話し合い、葬儀後に部屋の整理を行う場合も多いです。
ただし、精神的に落ち着いている状態でないと、思うように遺品整理を進められません。そのため、急ぎでなければ気持ちの整理がついて落ち着いた状態の時に遺品整理を進めましょう。
遺族の気持ちの整理がついたとき
遺族の気持ちの整理がついた時も、遺品整理を進める理想的なタイミングと言えます。いざ遺品整理を進めようと思っても、思い出の品を手にすると感情がこみあげ、思ったように進まないケースは多いです。
もし精神的に落ち着いていない状態であれば、急いで遺品整理を行う必要はありません。遺品整理にかかる時間を把握しておき、いつ始めるかだけでも決めておくと良いでしょう。
遺品整理を始める前に考える時間を設けることで、気持ちの整理もしやすくなります。
遺品整理の3つの方法
遺品整理を進める方法は以下の3つです。
- 遺品整理業者に一任する
- 一部業者に任せてあとは遺族でおこなう
- 遺族が遺品整理をする
それぞれ詳しく解説します。
遺品整理業者に一任する
遺品整理を始めるのであれば、遺品整理業者に一任する方法も検討しましょう。遺品整理業者とは、遺品の整理や処分などを請け負う専門業者です。
業者に依頼をすれば、遺品を整理する時間が短縮されたり、重いものを運び出す手間が省けます。近年は核家族や高齢化などの理由から、遺品整理業者に依頼する人が増えてきました。
依頼すると料金がかかるというデメリットはあるものの、遺族の肉体的負担を大幅に削減できます。
一部業者に任せてあとは遺族でおこなう
一部の遺品整理を業者に依頼し、残りを遺族で行う方法もあります。例えば、大型の家具や家電が遺品として残っている場合、個人で処分するのは大変です。
そこで、処分や持ち運びが大変な遺品は業者に回収してもらい、残った遺品を自分達で整理していきます。手間や体力、費用を考慮しながら片付けできるので、後悔なく遺品整理を進めることが可能です。
また、大切な遺品を誤って業者に回収されないというメリットもあります。
遺族が遺品整理をする
故人の遺族や親族など、近しい人だけで遺品整理を進める方法もあります。第三者が入ることなく身内だけで遺品整理を進めれば、故人の大切な品物を乱雑に扱われる心配がありません。
ただし、手間や時間がかかってしまい、肉体だけなく精神的にも負担がかかりやすいというデメリットがあります。さらに、大量の遺品が残っている場合、片付けに思った以上の時間がかかることも多いです。
そのため、事前準備をしっかりとしておき、どれくらいの期間で終わらせるのか決めておくことが大切です。
遺品整理の進め方
ここでは、遺品整理の進め方について解説します。進め方は以下のように、状況別で異なるので注意しなくてはいけません。
- 業者に依頼する場合
- 自分で行う場合
それぞれどのような流れで遺品整理を進めていくのか、詳しく解説します。
業者に依頼する場合
遺品整理業者に依頼をする場合、以下の流れで進めていくのが一般的です。
- STEP1:業者に問い合わせて日程調整をする
- STEP2:見積もりを依頼して契約する
- STEP3:業者に遺品の回収をしてもらう
まずは、業者に問い合わせをして日程の調整を行います。優良な遺品整理業者であれば自宅見積もりを受け付けているので、問い合わせをした際に確認をしてみましょう。
正式な日程が決まれば、回収してもらいたい遺品を決めておきます。業者によっては遺品の買取を行っている場合もあるので、価値のある遺品がある場合は買取してもらえるか相談をしてみましょう。
自分で行う場合
遺品整理を自分で行う場合、以下の流れで進めていくのが一般的です。
- STEP1:スケジュールを決める
- STEP2:故人の遺言書を確認する
- STEP3:遺品を仕分ける
- STEP4:遺品の行き先を決める
まずは、遺品整理をいつから行うのかスケジュールを決める必要があります。日程が決まったあとは、故人が遺言書を残しているケースもあるので、事前に確認をしておきましょう。
遺品は、「相続品」「形見として残すもの」「売却するもの」「処分品」などと仕分けをすれば、把握がしやすいです。再利用できる遺品やゴミがあるなら、業者に依頼して処分してもらいましょう。
一人暮らしの遺品整理は捨ててはいけないものなどに特に注意する
一人暮らしの遺品整理を進める場合、捨ててはいけないものを把握しておきましょう。価値のある貴重品や思い出の品を誤って処分してしまうと、相続トラブルに発展する場合もあります。
以下に、遺品整理で捨ててはいけないものの例をまとめました。
- 通帳
- 印鑑
- クレジットカード
- パスポート
- 借用書
- 保険証
- 有価証券
- 土地の権利書
- ネックレスや骨董品など、価値ある遺産
遺品整理で多いのが、大切な遺品を誤って処分してしまうというトラブルです。トラブルを避けるためにも、事前に確認をしておきましょう。
遺品整理を業者へ依頼するメリット
遺品整理を業者に依頼する場合、以下のメリットがあります。
- プロである遺品整理士に依頼できスムーズに遺品整理を進められる
- 遺品の買取や回収など遺品整理以外のことまで依頼ができる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プロである遺品整理士に依頼できスムーズに遺品整理を進められる
遺品整理を専門とした業者の中には、遺品整理士という専門の資格を持った方が在籍している場合もあります。遺品整理士は遺品を取り扱うプロであり、経験豊富な人でないと資格を取得できません。
優良企業であれば遺品整理士が在籍しているので、スムーズに遺品整理を進めることが可能です。また、業者に依頼をすれば遺品整理に関する相談にものってくれるので、相続トラブルを避けられます。
遺品の買取や回収など遺品整理以外のことまで依頼ができる
遺品整理業者は遺品の買取や回収などもしてくれるので、1度依頼すればすべての作業が完了します。経験豊富なプロが業者には集まっているので、見つからなかった大切な遺品を見つけることも可能です。
もし自分だけで遺品整理をする場合、遺品の仕分けをしたりゴミを処分したりとかなりの労力が必要となります。仏壇や位牌など処分に困る遺品も、遺品整理業者に依頼をすれば代わりに供養をしてくれるので安心です。
遺品整理を業者へ依頼するデメリット
遺品整理を業者に依頼する場合、以下のデメリットがあります。
- 自分達で遺品整理をするより費用がかかる
- 悪質な業者とトラブルになることもある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分達で遺品整理をするより費用がかかる
遺品整理業者に依頼をすると、自分達で遺品整理を進めるよりも費用がかかるというデメリットがあります。専門の業者に依頼をする形なので、最低限のお金が必要です。
ただし、自分で遺品整理を進める場合でも同じく費用はかかります。例えば、「不用品の処分費用」や「遺品の持ち出し用に借りた車のレンタル料金」などが必要です。
そのため、遺品整理を業者に依頼するか自分達で進めるか、費用対効果を考えてから決めることがおすすめです。
悪質な業者とトラブルになることもある
遺品整理業者の中には、悪質な業者が存在するので注意が必要です。業者の選択を間違ってしまうと、高額の見積もりを提示したり、高い追加料金を請求してくる可能性もあります。
そのため、最低でも3社程度から見積もりをもらい、しっかりと比較・検討をすれば悪質な遺品整理業者とのトラブルに巻き込まれることはありません。また、口コミをチェックしたり問い合わせをした際の対応を見ておけば、優良な業者かどうかが判断できます。
遺品整理の費用の相場
遺品整理業者を依頼した際の料金費用は、間取りによって価格が設定されています。料金相場をまとめると、以下の通りです。料金相場については「みんなの遺品整理」を参考に、ミライルで独自の調査を行い算出したものです。
間取り | 1R・1K | 1DK | 1LDK | 2DK | 2LDK | 3DK | 3LDK | 4LDK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
遺品整理の 料金目安 | 32,501円〜 | 60,750円〜 | 73,115円〜 | 98,131円〜 | 119,060円〜 | 145,975円〜 | 165,906円〜 | 200,408円〜 |
ミライルの 料金目安 | 25,000円〜 | 45,000円〜 | 54,000円〜 | 56,000円〜 | 80,000円〜 | 85,000円〜 | 140,000円〜 | 180,000円〜 |
ミライルの 作業時間 (人数) | 1時間〜2時間 (1名) | 1時間〜2時間 (2名) | 2時間〜3時間 (2名) | 2時間〜4時間 (3名) | 3時間〜5時間 (4名) | 4時間〜6時間 (4名) | 4時間〜6時間 (4名) | 7時間〜5時間 (5名) |
引用:みんなの遺品整理
処分品の重さや廃棄方法、建物の立地によっては追加料金が発生する場合もあります。他にも、引っ越しシーズンでもある3月〜4月の繁忙期や週末は料金が高めです。
自分たちである程度の遺品整理を進めつつ、繁忙期や週末を避けて依頼をすればコストを抑えられます。
参考:一軒家の遺品整理に必要な費用を解説
遺品整理業者の選び方|コツ3選
遺品整理業者を選ぶ際には、以下のポイントを抑えておくことが大切です。
- 料金を明確にしてくれる業者を選ぶ
- 遺品整理の専門知識や資格を保有している優良業者を選ぶ
- 訪問見積もりに対応してくれる業者を選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
料金を明確にしてくれる業者を選ぶ
遺品整理業者に依頼する場合、料金を明確に提示してくれる業者を選びましょう。見積もりの時点で、サービス内容や料金内訳などを提示してくれるところほど、信頼できる業者と言えます。
あまりにも見積もり料金が安い場合、後で追加料金を請求される可能性が高いので選んではいけません。遺品整理の業者選びで失敗しないためにも、できるだけ複数の遺品整理業者に見積もりを依頼をすることが大切です。
遺品整理の専門知識や資格を保有している優良業者を選ぶ
遺品整理業者を選ぶ際には、遺品整理サービスに必要な専門知識や資格を保有している優良業者を選びましょう。例えば、遺品整理士認定協会が選んだ業者であれば、遺品整理士の資格を持つ人が在籍しているので安心です。
他にも、「事件現場特殊清掃士」や「廃棄物収集運搬許可証」といった専門資格を持っていれば、優良な業者と判断できます。資格を持っていない場合、悪徳業者の可能性が高いので注意しましょう。
訪問見積もりに対応してくれる業者を選ぶ
遺品整理業者を選ぶ際には、かならず訪問見積もりに対応してくれる業者を選びましょう。家の中にある遺品の量を見て正しく見積もりを出してもらえば、後で追加料金が発生するリスクを避けられます。
もし訪問見積もりに対応してくれない場合、追加料金が発生し、見積もり額と大きな差が出る可能性も高いです。金額面で後悔しないためにも、複数社に訪問見積もりを依頼して、遺品整理にどれくらいの費用がかかるのか調査してもらいましょう。
遺品整理の3つの注意点
遺品整理を進める際には、以下の点に注意しなくてはいけません。
- 遺品整理は無理のないスケジュールを立てる
- 遺品整理で捨ててはいけないものを把握する
- 親族が集まる場合は近隣に配慮する
それぞれ詳しく解説します。
遺品整理は無理のないスケジュールを立てる
遺品整理を進める際には、無理のないスケジュールを立てることが大切です。遺品整理は以下の事由から、想像以上に時間がかかる場合もあります。
- 大切な遺品を処分するときに、遺族の精神的苦痛がともなう
- 夏場は熱中症に注意しながら作業を進める必要がある
大切な遺品を片付ける作業は、肉体的にも精神的にもかなりの負担を伴います。遺品整理を行うべき時期に明確な決まりはないので、余裕をもって作業に取り組みましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものを把握する
遺品整理で捨ててはいけないものは、事前に把握しておきましょう。税金関係の書類や不動産の権利書などの重要な書類は、誤って処分しないよう注意が必要です。
また、価値ある遺品を誤って売却したり処分した場合は、「法定単純承認」とみなされる場合があります。法定単純承認とは、プラスとマイナスの財産両方を相続するという意味合いです。
遺品整理中に勝手な行動を起こしてしまうと、相続トラブルにつながる恐れもあります。トラブルを避けるためにも、遺品整理の注意点を確認しておくことが大切です。
参考:相続放棄する時の遺品整理の注意点について解説
親族が集まる場合は近隣に配慮する
親族を集めて遺品整理を進める際には、近隣に配慮するようにしましょう。遺品整理にて重たいものを運んだりすると、思った以上に騒音が発生します。
また、駐車スペースがなく車を停めれなかった場合、近隣に迷惑をかけてしまう可能性もあります。そのため、時間帯を考慮しながら遺品整理を進めたり、事前に迷惑がかかることを伝えておくなどの対処が必要です。
事前に対処しておくことで、近隣トラブルを避けられます。
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買取できそうな遺品は遺品整理業者へ買取を依頼する
買取できそうな遺品を見つけた場合、遺品整理業者に買取依頼の相談をしてみましょう。遺品整理業者であれば、遺品の回収と同時に買取も実施してくれるので手間が省けます。
また、買取を実施する際には、遺品を売るべきかどうかの相談も可能です。遺品整理のプロが在籍している業者であれば、過去の経験から的確なアドバイスをもらえます。
遺品の中には買取できないものもあるので、問い合わせをして確認をしてみましょう。
参考:遺品整理を安く済ませる方法
遺品整理のご相談・お見積もりはミライルまごころサービスへ
遺品整理とは故人が残した思い出の品を整理し、部屋を綺麗にしていく作業です。遺品整理では、大切な人が残した遺品をそのまま残すか、処分するかを決める必要があります。
自分で遺品整理を行う方法もありますが、遺品整理業者に依頼をする方がよりスムーズです。費用対効果を考慮しつつ、遺族や親族と相談しながら依頼するか検討してみましょう。
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