遺品整理ができないと悩む方に多い理由と対処法を紹介!悲しい・しんどい場合も処分した方がいいのか解説
精神的につらい、離れたところに住んでいるため難しい、など、さまざまな理由で遺品整理ができないと悩む方は少なくありません。そのまま放置しておくと遺品自体の老朽化、害虫発生などといったトラブルの要因になり得ます。
本記事では遺品整理ができない原因やそれぞれの原因に応じた対処法を紹介します。遺品整理ができないとお悩みの方はぜひ参考にしてください。
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遺品整理ができないと悩む方に多い理由・原因
「遺品整理ができない」と悩む人は多いですが、主な原因は以下の通りです。
- 故人の死が受け入れられず悲しさ・寂しさが抜けない
- 亡くなった人の持ち物を見ると思い出がよみがえってつらい
- 遺品の片づけ方がわからなくて手を付けられない
- 住む場所が離れており遺品整理に出向くのが難しい
- 遺品が多すぎて自分だけでは処分できるか不安
それぞれ詳しく解説します。
故人の死が受け入れられず悲しさ・寂しさが抜けない
故人の死を受け入れることができず、遺品整理ができないという人は非常に多いです。
悲しみや寂しさが抜けない状態では、遺品整理を始めること自体が辛いものとなります。故人との思い出が詰まった品々を手放すことで、さらなる悲しみを引き起こしてしまうのです。
また、遺品整理は故人の人生を振り返る作業でもあります。故人がどんな人物だったか、どんな人生を歩んできたかを思い出すことで、悲しみや寂しさがより一層強くなってしまうのです。
亡くなった人の持ち物を見ると思い出がよみがえってつらい
亡くなった人の持ち物を見るだけで、遺品整理ができなくなる場合もあります。
亡くなった人の持ち物には、故人との思い出が詰まっているものです。持ち物を見るだけで感情が高ぶり、辛くて遺品整理ができなくなる人も存在します。
特に、故人との思い出の写真や手紙、プレゼントなどは手放すことが非常に難しい遺品です。遺品を取り扱うことで故人を失った喪失感や寂しさがより一層強くなり、不安にかられてしまいます。
遺品の片づけ方がわからなくて手を付けられない
遺品整理のやり方がわからない、何から手を付ければ良いのか分からないという理由で、遺品整理ができないことは非常に多いです。遺品整理は単に物を片付けるだけでなく、法的な手続きや相続の問題も絡んでくるため、複雑な作業となります。
また、遺品整理には感情の整理も伴うため、どのように進めていくべきか悩むこともあるでしょう。遺品の中には、故人の思い出や想いが詰まっているものも多くあります。
そのため、故人の持ち物を捨てることに抵抗を感じ、遺品整理を先延ばしにしてしまう人もいます。
住む場所が離れており遺品整理に出向くのが難しい
遺品整理を行う場所が遠方である場合、物理的な距離が障壁となって遺品整理ができない場合もあります。特に、仕事や家庭の事情でなかなか遠方に出向くことができない場合、遺品整理が難しいと感じるでしょう。
また、遠方に住んでいるという理由で故人との思い出が薄れていて、遺品整理のモチベーションが湧かないという人は多いです。時間と労力をかけて遺品整理を行う場所に出向く必要があるため、後回しにしてしまう場合もあります
遺品が多すぎて自分だけでは処分できるか不安
故人が多くの遺品を残していた場合、全てを整理して処分することは大変な作業です。価値のあるものや思い出の詰まったものをどのように扱うべきかわからなくなると、遺品整理ができなくなります。
また、家がゴミ屋敷状態になっていたり重い家財が多くて、作業が進まなくなるという事例も多いです。他にも、遺品の中に重要な書類や貴重品も含まれている場合も、適切に処理をしないと相続トラブルに発展する可能性があります。
そのため、自分だけで処理をするのではなく、家族や親族と一緒に作業を進めることが大切です。
遺品整理ができない方に試してほしい対処法
遺品整理ができない方は、以下の方法にて対処することを検討しましょう。
- 心の整理がつくまでそのままにしておく
- 思い出のある遺品を確認して余韻に浸る
- 処分する前に写真や動画として残す
- 1人で抱え込まずに周りに相談する・一緒に進めてもらう
- 明らかなゴミや処分しやすいものから順に片付けてみる
それぞれ詳しく解説します。
心の整理がつくまでそのままにしておく
遺品整理ができない場合は、心の整理がつくまでそのままにしておくことも1つの対策方法です。
遺品整理は心の整理も伴う作業になります。故人の死を受け入れることができず、悲しみや寂しさが抜けない状態で遺品整理を進めるのは難しいものです。
そのため、無理に遺品整理を進めるのではなく、心を落ち着かせてから作業に取り組むことも大切です。時間が経つにつれて、心の整理がつき、遺品整理に取り組めるようになるでしょう。
思い出のある遺品を確認して余韻に浸る
遺品の中には故人との思い出が詰まったものが多く含まれています。そのため、思い出のある遺品を確認し、その余韻に浸ることで、故人との思い出を大切にしようという気持ちになります。
また、1つ1つの遺品を確認して思い出に浸ることで、自身の気持ちが落ち着くことも多いです。思い出のある遺品を通して、故人との繋がりを感じられるようになれば、遺品整理を進めるための意欲が湧きやすくなります。
処分する前に写真や動画として残す
遺品を処分することが難しい場合、残された遺品を写真や動画として残すことで、物理的な形ではなくても思い出を保持できます。写真や動画として残すことで、いつでも思い出を振り返ることが可能です。
また、写真や動画として遺品の記録を残せば、遺品を誤って処分するというリスクを避けられます。もし大切な遺品を誰にも相談せずに処分してしまうと、親族トラブルに発展する恐れもあるため注意しましょう。
1人で抱え込まずに周りに相談する・一緒に進めてもらう
遺品整理は非常に大変な作業となるため、1人で抱え込まずに周りの人に相談したり一緒に作業を進めましょう。一緒に進めてもらうことで、大変かつ複雑な遺品整理の作業が楽になります。
また、周りの人と一緒に進めれば遺品整理の負担が軽減されるだけでなく、故人との思い出を共有することも可能です。家族や親族と一緒に遺品整理を進めることで、互いの関係性がさらに深まるでしょう。
明らかなゴミや処分しやすいものから順に片付けてみる
遺品整理を始める際には、明らかなゴミや処分しやすいものから順に片づけてみましょう。先に不要なものを処分することで、遺品整理の進行がスムーズになり作業が楽になることが多いです。
また、処分しやすいものから片づけることで、遺品整理の進捗具合が目に見える形で現れます。遺品整理のモチベーションも上がるため、少しずつでも作業を進めることが大切です。
ただし、住んでいる地域によってゴミの処分方法が異なるため、地域のゴミ出しルールにしたがって捨てるようにしましょう。
自分で遺品整理できないと感じる場合はプロにお願いするのがおすすめ
自分で遺品整理ができないと感じたら、遺品整理業者への依頼も検討しましょう。
プロであれば、遺品整理に必要な作業を熟知しているため、スムーズな片付けが見込めます。また、感情的な負担を軽減して適切なアドバイスやサポートも受けられるため、安心して作業を任せられるでしょう。
遺品整理へ依頼する場合は、ぜひ『ミライルまごころサービス』にご相談ください。遺品整理士の資格を持つプロが丁寧に作業を進めます。
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遺品整理を依頼する前に少なくともやっておいた方がいいこと
遺品整理を業者に依頼する場合、以下の取り組みは事前に済ませましょう。
- 死亡届の提出や年金受給停止などすぐにやるべき手続きを済ませる
- 身内で遺品整理の段取りや担当についてよく話し合っておく
- 相続の手続きや納税が必要なものを洗い出して早めに申告する
- 金品や個人情報が含まれた書類など処分されると困るものは別の場所に分けておく
- 業者と契約する前に実施内容の確認と費用の見積もりを欠かさず行う
それぞれ詳しく解説します。
死亡届の提出や年金受給停止などすぐにやるべき手続きを済ませる
故人が亡くなった際には、すぐに行うべき手続きがいくつかあります。以下、公的に必要な死亡後の手続きをまとめました。
- 死亡届の提出
- 年金受給停止手続きの実施
- 介護保険資格喪失届の提出
- 住民票の世帯主変更届の提出
- 雇用保険受給資格者証の返還
- 国民年金の死亡一時金請求
- 葬祭費用・埋葬料請求
- 高額医療費の申請手続き
- 遺族基礎年金・遺族厚生年金の請求
手続きを怠ると、不要な年金が支給されてしまい、後で返金する羽目になる可能性もあるため注意しましょう。
参考:奈良市おくやみハンドブック(死亡に伴う手続きのご案内)
身内で遺品整理の段取りや担当についてよく話し合っておく
遺品整理を行う際には、誰がメインとなって作業を進めるのか、身内での段取りや担当をよく話し合っておくことが大切です。話し合いを遺族や親族としっかり行うことで、遺品整理の進行がスムーズになるだけでなく家族間のトラブルを防げます。
また、遺品整理は感情が高ぶりやすい作業となります。作業前に話し合いをしておき段取りを決めておくことによって、感情のもつれもなくなるでしょう。
相続の手続きや納税が必要なものを洗い出して早めに申告する
相続の手続きや納税が必要なものについても、早めに洗い出して申告することが大切です。早めに手続きを済ませておくことで、相続に関するトラブルを防げます。
具体的には、以下のような書類を整理しておきましょう。
- 戸籍謄本
- 住民票
- 遺言書
- 遺産分割協議書
- 預貯金通帳
- 不動産登記簿
手続きには期限が限られているものも含まれるため、早めに手続きを進めれば遅延税の支払いも防げます。
また、遺品整理の際には、故人の借金や税金の負債も確認しておきましょう。借金や税金の負債がある場合は、相続放棄や限定承認を検討する必要があります。
金品や個人情報が含まれた書類など処分されると困るものは別の場所に分けておく
遺品整理を依頼すると、業者が故人の持ち物をすべて処分することになります。金品や個人情報が含まれた書類など、処分されると困るものについては、別の場所に分けて保管しましょう。
また、故人の借金や税金の負債に関する書類も事前に保管しておくことが大切です。故人に借金や負債がある場合、相続人同士でトラブルになる可能性もあります。
弁護士や税理士を交えて話し合いを進めることを想定し、関連書類は全て用意しましょう。
業者と契約する前に実施内容の確認と費用の見積もりを欠かさず行う
遺品整理業者と契約する際には、実施内容の確認と費用の見積もりを欠かさず行いましょう。事前にサービス内容やかかる費用を理解しておくことで、後々のトラブルを防げます。
また、複数の業者から見積もりを取れば、適切な業者を選択するための判断材料が揃います。料金以外にも口コミや対応など、業者を選ぶためには様々な情報が必要です。
追加料金はないか、遺品整理に役立つ資格を持っているかなど事前にチェックしましょう。
遺品整理ができない場合でも対処法としてあまりおすすめしないこと
遺品整理は故人との思い出が詰まった大切な作業ですが、悲しみの中で遺品整理を進めるのは非常に辛いものです。そんな中で、以下のような方法での遺品整理はおすすめできません。
- 身内で話し合いを進める前に遺品整理を始める
- 不用品回収で何もかも処分する
- とにかく買取できるものはすべて売り払う
- 感情を押し殺して急いで進める
- 他人に任せっきりにする
遺品整理は勝手に進めるものではなく、身内で話し合いをして行うものです。勝手に遺品を処分したり売却したりすると、トラブルに発展する恐れもあります。
また、遺品整理は感情が高ぶりやすい作業となり、悲しい気持ちを押し殺して急いで進めると後悔する可能性が高いです。他人に任せっきりにするのではなく、自分たちも一緒に作業を進めれば満足のいく遺品整理ができるでしょう。
遺品整理しだすとしんどくてなかなか捨てられないものの代表例
遺品整理を進めていくと、なかなか捨てられない遺品が出てきます。処分せずに残すべき代表的な遺品例をまとめると以下の通りです。
- 亡くなった人が着ていた衣類
- 夫婦・家族・友人との思い出の写真・アルバム
- 亡くなった人の言葉で綴られた手紙・日記
- 故人が普段から使っていた家具・寝具
- 家系で代々受け継がれている形見の品物
それぞれ詳しく解説します。
亡くなった人が着ていた衣類
遺品整理を進める際、故人が着ていた衣類を処分するかどうか迷う人は非常に多いです。例えば、故人が着ていたセーターが残っていた場合、温もりがまだ残っているような感覚に陥ります。
故人の香りや体温を感じることができる衣類は、まるで故人が近くにいるかのような感覚を呼び起こすのです。そのため、捨てることが非常に辛いものの代表例として挙げられます。
夫婦・家族・友人との思い出の写真・アルバム
夫婦や家族、友人との楽しい思い出が詰まった写真やアルバムはなかなか処分できない代表的な遺品です。写真やアルバムは、過去の大切な時間を思い出させてくれるアイテムになります。
例えば、故人と旅行で訪れた海辺の写真を見ると、当時の楽しかった瞬間が蘇るという人もいるでしょう。写真やアルバムを見返すと、故人と一緒に過ごした時間がかけがえのない宝物だったことを実感できます。
大切な思い出はなかなか捨てられないことから、そのまま残すという人は非常に多いです。
亡くなった人の言葉で綴られた手紙・日記
故人の言葉が詰まった手紙や日記は、故人の心の声を直接感じれる貴重なものとなるため、処分できない人は多いです。例えば、故人からもらった誕生日カードや感謝の手紙を見返すと、書かれている言葉に感動するシーンもあるでしょう。
手紙や日記を通じて故人の思いや気持ちに触れて、より深い絆を感じられます。思い出の遺品を捨ててしまうと、故人との最後の繋がりを断ち切るような感覚に陥る可能性もあるため、処分する際には注意が必要です。
故人が普段から使っていた家具・寝具
故人が日常生活で使っていた家具や寝具は、故人の生活の一部となっているため処分するのは困難です。例えば、故人がよく座っていたソファに座ると、まるで故人が隣に座っているような感覚に陥ります。
家具や寝具を通じて、故人との日常を振り返り、今の時間を大切にしようという気持ちが湧いてくる人もいるでしょう。もし処分してしまうと、故人の存在そのものを手放すような感覚になってしまうため、処分する際には注意が必要です。
家系で代々受け継がれている形見の品物
家族の歴史や故人の遺志が詰まった形見の品物は、家族の絆を象徴するものとなるため処分は困難です。例えば、祖母から受け継いだ指輪が見つかった場合、指輪が家族の歴史を語っているような気がします。
他にもタンスや楽器など、処分が難しいものになると、より遺品整理ができない状況に陥りやすいです。形見の品物を通じて家族の歴史や文化を知るきっかけとなるため、家族や親族と話し合いをしてから処分するかどうかを決めましょう。
遺品整理ができないとお悩みの方はミライルまごころサービスへご相談ください
故人の思い出がたくさん詰まった遺品の整理は遺族にとって難しい作業です。つらい気持ちを裁ち切り、整理を進めるためには第三者に遺品整理を依頼するのもひとつの方法です。遺品整理には供養や処分に関する知識やスキルも必要となるため、専門業者を利用するのがおすすめです。
『ミライルまごころサービス』では、経験豊富なスタッフが、ご遺族の気持ちに寄り添いながら迅速・丁寧に対応します。事前に遺族とサービス内容について打ち合わせ、金額提示、納得していただいたうえで遺品整理を進めます。まずはお気軽にご連絡ください。