遺品整理を業者に頼むのはやばい?被害事例や業者選びの基準、依頼前に自分でできることを紹介
2030年になると、実に3人に1人以上が65歳以上という超高齢化社会が到来すると言われています。現在においても核家族化は進み、孤立死する高齢者は増加しており、遺品整理を仕事にする業者は急激に増加しています。
しかし、遺品整理の仕事に関する法律の整備や、ガイドラインはほとんど整っておらず、ご遺族を騙したり不正なことをしたりするやばい業者が数多くいるのも事実です。ご遺族とのトラブルも後を絶たないため、依頼する際は注意が必要です。
本記事では、遺品整理を業者に依頼するのは本当にやばいのか、実際にあった被害事例をもとに解説します。適正業務を行わない、やばい遺品整理業者を避けるためのポイントもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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遺品整理を業者に依頼するのは本当にやばいのか
遺品整理を業者に依頼する際には、やばい業者に引っかからないように注意する必要があります。悪質なサービスを提供する遺品整理業者は確かに存在し、実際に被害を受けた利用者からはクレームが出ている状態です。
しかし、すべての遺品整理業者がやばいサービスを提供しているわけではありません。遺品整理業者の中には、適正価格で丁寧な作業を行う信頼できる業者もあります。
そのため、遺品整理を業者に依頼する前に、業者の信頼性を確認することが大切です。
実際に起きた遺品整理業者によるやばい被害事例
実際に起きた遺品整理業者によるやばい被害事例の一部を以下にまとめました。
- 作業後に見積もりを大幅に超えた高額請求をされた
- 価値ある遺品だけを許可なく持ち去った
- 見積書や領収書など作業した証拠を残さない
- ゴミの処理など行政の許可なく請け負っている
- 運営元が反社会的勢力だった
それぞれ詳しく解説します。
作業後に見積もりを大幅に超えた高額請求をされた
遺品整理を依頼した後に、作業費用の見積もりとは異なる高額請求をされたという事例があります。遺品整理業者によっては、作業終了後に追加料金を請求するケースも多いです。
しかし、追加料金の請求内容があいまいで、不当な金額を要求されるといった手口が相次いでいます。特に、被害者が高齢者であった場合、言葉巧みな営業トークによって騙されることも多いです。
被害が出ないためにも、遺品整理業者に依頼する際には相談できる遺族や親族と一緒に立ち会うことが大切です。
価値ある遺品だけを許可なく持ち去った
遺品整理業者が価値の高い遺品だけを勝手に持ち去ったという被害事例も多いです。実際に、遺品整理業者に片付けを依頼した結果、大切な遺品が盗まれていたというケースが報告されてます。
骨董品やネックレスといった貴金属、家具・家電など価値ある遺品が狙われることが多いです。遺品は大切な資産にもなるため、価値あるものは事前に仕分けをして大切に保管しておく必要があります。
見積書や領収書など作業した証拠を残さない
悪質なサービスを提供する遺品整理業者によっては、見積書や領収書を提出しないケースもあります。提出しない理由は、作業した証拠を残さないようにするためです。
もし遺品整理業者の作業内容に納得いかなかった場合でも、依頼したという証拠がないことには訴えられません。そのため、遺品整理業者に依頼する際には必ず見積書や領収書といった書類を発行してもらうことが大切です。
ゴミの処理など行政の許可なく請け負っている
遺品整理業者によっては、処分しなければならないゴミを行政の許可なく処理している場合があります。例えば、回収した遺品を川や山に不法投棄して、地域住民の方に迷惑をかけるといった事例も多いです。
優良企業であれば、廃棄物収集運搬業務許可証といった資格を所有しており、正規の場所で遺品を処分します。そのため、依頼する際には資格を所有しているかをチェックすることが大切です。
運営元が反社会的勢力だった
遺品整理業者の中には、運営元が反社会的勢力である場合があります。違法行為に手を染めている可能性があり、利用することは大変危険です。
もし知らずに選んでしまうと、見積もりの時に高圧的な態度を取られ、無理やり契約手続きを進められる可能性もあります。暴追センターへ問い合わせ、情報提供を依頼すれば反社会的勢力かを事前に知ることも可能です。
遺品整理のやばい業者によくある特徴
遺品整理のやばい業者には、以下のような特徴があります。
- 見積もり価格が相場よりも異様に安い
- 過去に行政から指導や処分を受けている
- 問い合わせ時や事前打ち合わせの際の対応が適当
- 業者のホームページが簡素すぎる・実績が少ない
- 見積もりだけで費用が発生する
それぞれ詳しく解説します。
見積もり価格が相場よりも異様に安い
極端に安い見積もり価格を提示する業者は、あとになって高額請求をされる可能性が高いため注意が必要です。遺品整理に必要な作業や処分費用は、地域ごとで大まかな相場が決まっています。
例えば、奈良県にある遺品整理業者の費用相場は以下の通りです。料金相場については「みんなの遺品整理」を参考に、ミライルで独自の調査を行い算出したものです。
間取り | 1R・1K | 1DK | 1LDK | 2DK | 2LDK | 3DK | 3LDK | 4LDK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
遺品整理の 料金目安 | 32,501円〜 | 60,750円〜 | 73,115円〜 | 98,131円〜 | 119,060円〜 | 145,975円〜 | 165,906円〜 | 200,408円〜 |
ミライルの 料金目安 | 25,000円〜 | 45,000円〜 | 54,000円〜 | 56,000円〜 | 80,000円〜 | 85,000円〜 | 140,000円〜 | 180,000円〜 |
ミライルの 作業時間 (人数) | 1時間〜2時間 (1名) | 1時間〜2時間 (2名) | 2時間〜3時間 (2名) | 2時間〜4時間 (3名) | 3時間〜5時間 (4名) | 4時間〜6時間 (4名) | 4時間〜6時間 (4名) | 7時間〜5時間 (5名) |
引用:みんなの遺品整理
極端に安い見積もりの中には、不正な手数料が含まれているケースもあるため、事前の確認が必要です。
過去に行政から指導や処分を受けている
国や地方自治体は、遺品整理業者の不正を防止するために活動を行なっています。行政から指導や処分を受けている場合、信頼性が低い業者の可能性が高いです。
表向きは改善されているように見えても、サービス内容がずさんな業者も存在します。過去に問題があった業者であっても、再び同じ問題が起きる可能性があるため、注意が必要です。
口コミサイトを確認すれば、過去に問題を起こした業者かを判別できるケースもあります。
問い合わせ時や事前打ち合わせの際の対応が適当
問い合わせ時や事前打ち合わせの際に、適当な対応をする業者は信頼してはいけません。見積もり金額の説明も曖昧に済ませ、後になって高額な金額を請求してくる可能性が高いです。
遺品整理では家族や被害者の思い入れのある品物を扱うため、丁寧な対応が求められます。そのため、対応がしっかりとしている業者を選ぶことが大切です。
業者のホームページが簡素すぎる・実績が少ない
ホームページが簡素であり、実績が少ない業者は悪徳業者の可能性があります。信頼性の高い遺品整理業者は実績を積んでおり、わかりやすいホームページを持っていることがほとんどです。
実際に、遺品整理業者・ミライルまごころサービスは実績豊富でHPにも公開をしています。以下の画像は、遺品整理前と後を比較した写真です。
遺品整理前 | 遺品整理後 |
---|---|
重量のある大きい冷蔵庫の回収も終わったあとは、部屋の清掃を行いました。過去にどんな作業に取り組んできたのか、優良企業であるほど詳しく掲載されているため、事前に確認しましょう。
見積もりだけで費用が発生する
遺品整理業者の中には、見積もりだけで費用を請求してくるケースもあります。ちゃんとした遺品整理業者であれば、見積もりの時点で費用を請求することはありません。
契約を促すための悪質な行為であり、強制的に依頼させようとする常套手段でもあります。もし間違って依頼した際には、高額な追加料金を請求される可能性もあるため、依頼しないようにしましょう。
ミライルまごころサービスは実績豊富かつ適正価格でお見積りを実施
遺品整理を進める際には、遺品整理業者・ミライルまごころサービスにお任せください。ミライルまごころサービスは、24時間365日いつでも対応できる実績が豊富な遺品整理業者です。
遺品整理士の資格を持ったプロが多数在籍しており、引越しサポートや特殊清掃など、遺品整理以外のサービスも充実しています。業界最安クラスで遺品整理を実施しており、無料出張見積もりにも対応可能です。
やばい業者を避けたいとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
遺品整理のやばい業者を避けるための選定基準
やばい遺品整理業者を避けるためにも、以下の選定基準は抑えましょう。
- 遺品整理士認定協会が認めた資格保有者が在籍している
- 過去に遺品整理した実績が豊富できちんと示されている
- 見積もり自体は無料で提示金額が相場と見合っている
- 申し込み時や見積もり時、作業後に書類を確かに発行してくれる
- 作業完了までのやり取りに誠実さが感じられる
それぞれ詳しく解説します。
遺品整理士認定協会が認めた資格保有者が在籍している
遺品整理業者を選ぶ際には、遺品整理士認定協会が認めた資格保有者が在籍しているかをチェックしましょう。例えば、遺品整理士や廃棄物収集運搬業務許可証などは協会が認めた資格です。
資格を持っていれば、遺品整理のプロが在籍している業者である証明となるため、安心して依頼できます。逆に資格を持っていない場合、やばいサービスを提供する業者の可能性が高いため、選ばないように注意しましょう。
過去に遺品整理した実績が豊富できちんと示されている
過去に遺品整理した実績が豊富であることは、遺品整理業者の信頼性につながります。自社のホームページに実績をきちんと示している業者は、信頼できる業者である可能性が高いです。
ただし、中には実績を偽る業者も存在するため、事実確認を取るようにしましょう。公式サイトだけでなく、他の口コミサイトを見ることで正しい実績なのかが判明します。
見積もり自体は無料で提示金額が相場と見合っている
見積もり自体が無料であり、提示された見積額が相場と大きくかけ離れていないか、依頼時にはしっかりと確認しましょう。もし提示された見積額よりも遺品整理の費用相場がかけ離れた金額だった場合、悪質なサービスを提供するやばい業者の可能性が高いです。
そのため、複数社に見積もり依頼を出して金額を比較し、問い合わせに対して誠実な対応をしてくれるかで判断しましょう。
申し込み時や見積もり時、作業後に書類を発行してくれる
遺品整理業者が書類を発行してくれるかどうかは、信頼性を判断する重要なポイントです。悪質なサービスを提供する業者は、見積書や契約書の書類を提出しないケースがあります。
発行された書類をしっかりと保有しておくことで、後にトラブルが発生しても対処できます。不正な請求をされた時などに証拠として提示できるよう、書類の発行があるかはしっかりと確認しましょう。
作業完了までのやり取りに誠実さが感じられる
作業完了までのやり取りに誠実さがあるかどうかは、遺品整理業者を選ぶ際の重要なポイントです。遺品整理には、家族や被害者の思い入れのある品物を扱うため、丁寧な対応が求められます。
作業完了まで気を抜かずにサービスを提供する業者を選ぶことで、安心して遺品整理を依頼できます。業者の対応がどうだったかは口コミを確認すると判明するため、事前に確認しましょう。
業者に遺品整理を依頼する前に自分でやっておくべきこと
業者に遺品整理を依頼する前に、以下の項目は自分たちでやっておきましょう。
- 家庭内でいつから遺品整理を始めるかを事前に話し合っておく
- 遺品整理で捨ててはいけないものを仕分けておく
- 不動産や金品など資産価値の高いものは法律の専門家へ相談する
- 業者に頼む前に近隣住民に知らせておく
- 居住エリアのゴミ分別ルールを確認しておく
自分で遺品整理をある程度済ませておくと、作業がスムーズです。それぞれ詳しく解説します。
家庭内でいつから遺品整理を始めるかを事前に話し合っておく
遺品整理を実施する前に、家庭内でいつから遺品の仕分け作業を行うかを話し合いましょう。家族の中には遺品をそのまま残しておきたいと考えている場合も多く、勝手に処分をしてしまうとトラブルになる恐れがあります。
また、遺品の相続をどうするかについて、故人が生きている間に遺族や親族と話し合っているケースも多いです。家族との関係性を崩さないためにも、「いつから遺品整理を進めるか」「どの遺品を残すか」などの話し合いをしましょう。
遺品整理で捨ててはいけないものを仕分けておく
遺品整理業者の回収作業が始まる前までに、捨ててはいけないものを仕分けておきましょう。仕分けをせずに遺品整理が進んでしまうと、相続に関連する大切な遺品までも誤って処分される恐れがあります。
また、やばい遺品整理業者に依頼してしまうと、作業中に大切な遺品を盗まれたり傷つけられたりする可能性もあるため注意が必要です。相続品に該当する資産価値の高いものは、あらかじめ仕分けをしてから回収作業を業者に依頼しましょう。
不動産や金品など資産価値の高いものは法律の専門家へ相談する
不動産や金品といった高価な遺品がある場合、いきなり売却や処分をするのではなく法律の専門家へ相談しましょう。
家や宝石、腕時計といった貴金属・骨董品は相続品に該当します。もし勝手に売却・処分をしてしまうと、相続人どうしの関係性が悪くなる可能性もあるため注意が必要です。
また、故人が一軒家に住んでいた場合、早めに遺品整理を済ませなくては近隣住民から苦情がくるケースもあります。問題解決を急ぐ意味でも、弁護士や税理士といった専門家に相談しましょう。
業者に頼む前に近隣住民に知らせておく
近隣への配慮という意味でも、近隣住民に遺品整理業者が来る旨を伝えましょう。
遺品整理中は騒音が生じやすいことから、作業を進めていると苦情がくるケースも多いです。そのため、事前に近隣住民へ周知しておく必要があります。
もし近隣住民との接点がない場合は、仕事で出かけることの多い平日の昼間に作業を進めれば安心です。土日や夜中に作業をすると迷惑となるため、時間帯や曜日を考慮して作業を進めましょう。
居住エリアのゴミ分別ルールを確認しておく
遺品整理後にゴミを出す際は、居住エリアの定めるゴミ分別ルールを確認しましょう。一般的に、ゴミの分別は自治体によって異なるルールが設けられているため注意が必要です。
例として、奈良県奈良市・橿原市・天理市のそれぞれのゴミ出しルールの一部をまとめました。
ごみ袋は透明・半透明の45リットルまでの容量のごみ袋で出してください。
引用元:ごみの分け方と出し方|奈良市
ごみ袋全体を新聞やチラシで見えなくしたごみ袋や黒色のごみ袋など、ごみを判別できないごみ袋や分別を確認できないごみ袋は収集できない場合があります。カートリッジ式ガスボンベは、風通しが良い場所で数箇所穴を開け中身を空にして、再生資源収集日に出してください。
・必ず市指定ごみ袋を使用して下さい。
引用元:可燃ごみ|橿原市
・多量のごみがある場合、環境業務課( 0744-27-0526 )までご相談下さい。
・大きなサイズのものでも、切る、折る、まげる等して市指定ごみ袋(大)に入る場合は、可燃ごみとして出していただけます。
・金具、陶器等の部分は「不燃物」ですので可能なかぎり取り除いて下さい。
・水分を含むものは十分に水切りをしてください。
ごみは、透明か半透明のごみ袋で出して下さい。
紙パック・新聞・ダンボール・雑誌類・雑紙・粗大ごみは除きます。
ごみは、収集日の朝8時までに決められた場所に出して下さい。
前日からは出さないで下さい。
引用元:ごみ・リサイクル(カレンダー・分別等)|天理市
地域によってゴミ出しのルールは異なり、分別を誤ってしまうと罰金が科される可能性もあるため注意しましょう。
遺品整理をやばい業者に依頼してしまった場合の対処法
やばい遺品整理業者に依頼してしまった場合、以下の方法で対処しましょう。
- 見積もりや領収書の発行を依頼する・記録する
- キャンセルを依頼する
それぞれ詳しく解説します。
見積もりや領収書の発行を依頼する・記録する
やばい遺品整理業者は、見積もりや領収書の発行を拒否することがあります。そのため、事前に発行を依頼することが大切です。
見積もりには、作業内容や料金の詳細が記載されており、領収書には支払いが完了した証明が証拠として記されています。書類を記録しておけば、後日請求が来た場合に証拠として活用することも可能です。
また、発行された書類は念のためコピーを取っておくと安心できます。
キャンセルを依頼する
依頼して遺品整理業者がやばい会社だと判断した場合、キャンセルを依頼できます。キャンセルを依頼する際には、トラブルにならないためにも書面で手続きを進めていくと安心です。
書面には、業者との連絡先や契約内容、キャンセル理由などを明記して送付しましょう。もし業者がキャンセルに応じない場合は、消費者センターに連絡すれば遺品整理業者との契約トラブルに対応してくれます。
参考:国民生活センター
【補足】遺品整理で捨てるとやばいもの
遺品の中には捨てるとやばいものがあるため、遺品整理を進める際には注意しましょう。捨てるとやばいものをまとめると以下の通りです。
遺品整理で捨ててはいけないものの例をまとめると、以下の通りです。
- 遺言書
- 現金
- 通帳
- 印鑑
- 身分証明書・保険などの契約書類
- 本人情報の記載のあるカード類
- 支払通知書
- 鍵
- 故人宛に届いた手紙
- デジタル機器
- レンタル品
- 相続人が欲しがりそうなもの
- 美術品や貴金属
- 写真や賞状・記念品
主には、金銭や相続に関するものや支払いに関するもの、レンタル品といった返却が必要なものは捨ててはいけません。また、故人の思い出が残る遺品を勝手に処分してしまうと、親族トラブルに発展する恐れもあるため注意が必要です。
遺品整理をやばい業者に頼んで後悔する前にミライルまごころサービスへご相談ください
やばい遺品整理業者に依頼すると、相場より高額の請求をされたり、価値ある遺品が盗まれるなどのトラブルが起こる可能性があります。トラブルを回避するために、やばい業者の特徴や優良な遺品整理業者の選定基準を参考にして業者選びを行いましょう。
遺品整理を依頼する場合、遺品整理の実績が豊富な『ミライルまごころサービス』にぜひご相談ください。
遺品整理士の資格を持ったプロが、遺品の片付けや回収、買取を実施します。また見積書などの書類作成も無料、金額確定後の追加料金は一切ありません。24時間365日いつでも対応しているため、ぜひお気軽にご連絡ください。