孤独死が起きた際の遺品整理の方法を具体的に解説|手順や費用、注意点からおすすめの業者まで紹介
孤独死では、死後数日から数週間経って発見されることも多いです。通常とは遺品整理の手順が異なることもあり、どうすればよいか戸惑ってしまいますよね。
この記事では孤独死が発覚した後の遺品整理の方法をご紹介します。
孤独死の場合、特殊清掃を含め遺品整理は業者に依頼することが一般的です。その際にかかる費用や注意点もまとめていますので、参考にしてみてください。
孤独死となるとほぼ必須とも言える特殊清掃ですが、すべての遺品整理業者が特殊清掃に対応している訳ではありません。
別々の業者に依頼してしまうとその分、手間や料金がかかってしまいます。孤独死の遺品整理は、特殊清掃も遺品整理も可能な『ミライルまごころサービス』にお任せください。
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孤独死が発覚した後の遺品整理は特殊清掃も可能な業者に依頼するのが一般的
孤独死が発覚した際には、事件性がないか警察による現場検証が行われます。何事もなければそのまま葬儀が執り行われますが、孤独死で亡くなる方の部屋はゴミ屋敷と化していることが多いです。
早めの遺品整理が求められますが、孤独死が発覚した後は以下の理由で特殊清掃も可能な業者に依頼するのが一般的です。
- 孤独死による臭いは普通の掃除で消せない
- 体調を崩す恐れがある
- 近隣住民に迷惑をかける恐れがある
それぞれ詳しく解説します。
孤独死による臭いは普通の掃除で消せない
孤独死によってついた臭いは、普通の掃除で消すことができません。孤独死の発見が遅れてしまうと、死臭だけでなく体液や血の臭いが部屋中に染みついている状態になります。
さらに、孤独死によって亡くなる方の部屋はゴミ屋敷と化していることも多く、生ごみが溜まっていることも多いです。ゴミの中には、ゴキブリやウジ虫といった害虫が発生している可能性もあります。
消臭作業だけでなく害虫駆除も行うため、専門業者への特殊清掃依頼が必要です。ただし、別々の業者に依頼するとコストや時間もかかるため、特殊清掃も可能な業者に依頼するのが一般的です。
体調を崩す恐れがある
孤独死によって亡くなった方の部屋は、死臭や体液などが混じった悪臭がします。もし特殊清掃を行わずに遺品整理を行った場合、悪臭で体調を崩すことも多いです。
さらに、故人が結核やB・C型肝炎HIVなどの病気を発症していた場合、ウィルスに感染するリスクが生じます。孤独死における部屋の清掃は危険を伴うため、専門の業者に依頼をして特殊清掃を行う必要があるのです。
特殊清掃を行ってくれる業者は、防護服を着用して作業を行います。プロの業者でも万全の状態にて清掃作業を行うため、決して自分1人で遺品整理を進めてはいけません。
近隣住民に迷惑をかける恐れがある
孤独死した後の部屋をそのまま放置していると、近隣住民に迷惑がかかる恐れもあります。もし部屋の悪臭に耐えきれず窓を開けてしまうと、近隣に臭いが移ってしまうため注意が必要です。
さらに、孤独死が発生した部屋の掃除をする場合、大量のゴミが出てきます。マンションやアパートに住んでいた場合、大量のゴミがいきなり廃棄場に置かれているのは迷惑と感じるでしょう。
その点、遺品整理と一緒に特殊清掃を行う業者に依頼をすれば、全てのゴミを回収してくれます。住民が外に出ている時間帯を考慮して特殊清掃を行うことも可能なため、近隣住民に迷惑がかかることもありません。
孤独死の遺品整理は自分だけではできない
身内が孤独死によって亡くなった場合、遺品整理を自分1人で進めることはできません。孤独死によって亡くなった後の部屋には、普通の掃除では処理できない臭いやゴミが残っています。全ての処理を自分1人で行うのは非常に困難です。
さらに、大切な身内が1人で亡くなっていたという事実から、精神的な苦痛も感じることでしょう。もし専門の業者に依頼をすれば、精神的・肉体的負担の軽減にも役立ちます。
多少の費用はかかるものの、急いで部屋を元通りにしたいなら特殊清掃のできる遺品整理業者に依頼すべきです。
孤独死が発覚した後の遺品整理の方法
孤独死が発覚した後は、部屋を元通りにするためにも急いで遺品整理を進める必要があります。具体的な流れをまとめると以下の通りです。
- 特殊清掃もできる遺品整理業者に連絡する
- 特殊清掃をしてもらう
- 遺品整理をしてもらう
それぞれ詳しく解説します。
特殊清掃もできる遺品整理業者に連絡する
まずは、特殊清掃もできる遺品整理業者に連絡をしましょう。特殊清掃と遺品整理の両方を同時に行える業者を選べば、作業がスムーズです。
中には特殊清掃に対応しておらず、遺品整理のみを受け付けている業者もいるため、事前の確認が大切になります。また、ほとんどの業者では事前見積もりにも対応しているため、複数社問い合わせて確認をしてみましょう。
関西にて遺品整理業者を選ぶ場合、『ミライルまごころサービス』へのお問い合わせをご検討ください。ミライルまごころサービスは特殊清掃に対応しており、当日中の清掃・片付けが可能です。
24時間365日対応しているため、急ぎの依頼でもすぐに対応できます。
特殊清掃をしてもらう
業者が決まったら、部屋の臭いを取るために特殊清掃を依頼しましょう。孤独死の現場では、特殊清掃員が主となって作業を行います。
特殊清掃の流れをまとめると以下の通りです。
- 部屋の中にある腐敗物の回収・撤去作業
- 部屋に染み付いた腐敗体液の掃除
特殊清掃を行う作業員は、防護服やゴム手袋を着用しながら片付けを進めていくのが一般的です。臭いが発生するものを中心に片付けていき、腐敗体液の除去を行います。
腐敗体液は強烈な臭いを発しているため、専用のブラシや洗剤を使用しながら綺麗にしていきます。最終的に消毒・除菌などを行えば、特殊作業は終了です。
遺品整理をしてもらう
特殊清掃と同時並行で遺品整理も行います。身内が孤独死によって亡くなった場合、遺品には死臭が染み付いているため、全て処分品扱いとなることがほとんどです。
残された遺品から死臭が発生している場合、全て作業員が回収をしていきます。ただし、遺品整理中は遺言書や通帳など、捨ててはいけない相続に関連するものが遺品として見つかることも多いです。
依頼主が希望する通りに遺品整理を行うため、見つけてほしい遺品があれば事前に伝えておきましょう。回収が全て終わったあとは、部屋の清掃を行います。
「臭いを発していないか」「ホコリやチリは残っていないか」など、細かいところをチェックして作業は終了です。
孤独死が発覚した後の特殊清掃にかかる費用
孤独死が発生した部屋の特殊清掃を業者に依頼する場合、最低限の費用がかかります。建物の規模によって基本料金が異なるため、依頼する際には注意が必要です。
建物規模による特殊清掃業者の基本料金
依頼する業者によって前後しますが、建物規模に応じた特殊清掃業者の基本料金は以下の通りです。
間取り | 特殊清掃の | 料金相場
---|---|
1K・1R | 3万円〜30万円 |
1LDK〜3LDK | 7万円〜50万円 |
4LDK以上 | 20万円〜60万円 |
もし部屋のサイズが同じでも、遺品の量によって料金が変化します。もし大量の遺品が部屋に残ったままであれば、その分料金は高くなるため注意が必要です。
また、孤独死をして数日たっていた場合、腐敗体液が床に染み込んでいることが多いため作業量が増えます。遺品の回収だけでなくあらゆる箇所の消毒や除菌が必要ならば、オプション料金が高くなるため注意が必要です。
参考:遺品整理業者とのよくあるトラブル例
特殊清掃にかかる費用の平均は625,549円
日本少額短期保険協会は、2021年に「第6回孤独死現状レポート」を発表しています。
レポートの内容によると、残置物処理費用が235,865円で原状回復費用が389,594円でした。それぞれの費用を足した結果、特殊清掃にかかる費用の平均は625,549円だと判明しています。
孤独死に伴って発生する清掃費用は、「賃貸人の保証人」が負担するのが一般的です。ただし、保証人がいない場合は相続人が保証します。どうしても債務を負担する人がいない場合は、物件の所有者が費用を支払います。
参考:遺品整理にかかる費用の相場を解説
孤独死が発覚した後の遺品整理に関する注意点
孤独死が発覚した後に遺品整理を進める場合、以下の点に注意しましょう。
- 特殊清掃が行われる前の部屋に入らない
- 素手で遺品を触らない
- 孤独死の遺品はほとんどが処分になる
それぞれ詳しく解説します。
特殊清掃が行われる前の部屋に入らない
身内が孤独死によって亡くなったとしても、特殊清掃が行われる前の部屋には入らないようにしましょう。もしそのまま部屋に入って片付けを進めようとすると、悪臭などで体調を崩すことも多いです。
さらに、身内の誰かが孤独死を発見した時も同様に、警察が来るまでは部屋の中への出入りは極力避けましょう。孤独死が発覚したあとは警察が現場検証を行うため、事件性があると疑われる可能性もあります。
そのため、特殊清掃が終わるまでは専門のプロに任せ、近づかないようにするのが得策です。
素手で遺品を触らない
孤独死が発覚した部屋に大切な遺品があるからといって、素手で遺品を触らないようにしましょう。素手で遺品を触ると、腐敗したものの影響を受ける可能性があります。
もし故人が感染病を患っていた場合、手の皮膚から感染する恐れもあるため注意が必要です。どうしても触る場合は、ゴム手袋をつけてから触るようにしましょう。
ただし、基本的には業者に一任した方が安心かつ安全です。
孤独死の遺品はほとんどが処分になる
身内が孤独死によって亡くなった場合、ほとんどの遺品は処分品扱いとなります。遺品の中に資産価値のあるものが含まれていても、臭いなどがついていると原則処分になるため注意が必要です。
もし孤独死が事前に予見できているならば、価値ある遺品は別で保護しておきましょう。遺言書や通帳などの貴重品を事前に保管しておくと、相続の時に便利です。
また、特殊清掃と一緒に遺品整理を業者に依頼する場合は、見つけてほしい遺品を伝えておけば誤って処分される心配もありません。
孤独死後の遺品整理を依頼したいならミライルまごころサービスがおすすめ
孤独死後の遺品整理を依頼しようとお考えでしたら、ミライルまごころサービスにお任せください。ミライルまごころサービスは関西を中心に活動する遺品整理業者であり、以下の特徴があります。
- ゴミ屋敷清掃・特殊清掃にも対応した遺品整理サービスを提供
- 納得いくまで見積もりの内容を説明
- 遺品整理の作業当日に立ち合いなしでもご依頼可能
それぞれ詳しく解説します。
ゴミ屋敷清掃・特殊清掃にも対応した遺品整理サービスを提供
ミライルまごころサービスはゴミ屋敷の清掃や特殊清掃など、遺族だけでは厳しい清掃作業にも対応しています。孤独死から時間が経ち、臭いや汚れがひどくなっている場合でも問題ありませんよ。
ゴミ屋敷清掃については、故人に限らず家主様がご存命の場合も対応しております。
業者への依頼となると、周囲の目が気になる方も多いでしょう。当社ではご近所に知られないよう配慮することはもちろん、ご希望によっては作業時間を夜間に設定することも可能です。
プライバシーや個人情報の保護を徹底していますので、お気軽にご依頼ください。
納得いくまで見積もりの内容を説明
ミライルまごころサービスでは、依頼前の事前見積もりを行っています。孤独死が発覚したお部屋にお伺いさせてもらい、詳しいお見積もりを提示いたします。訪問での見積もりに比べると大まかなものにはなりますが、お電話にて想定金額をお伝えすることも可能です。お時間が取りづらい場合は、ぜひこちらをご利用ください。
また、見積もり内容に疑問が残らないよう、どのような作業を行うのか詳しく説明していきます。気になる箇所はその場で質問でき、納得のいく形で依頼することができるため安心です。
参考:遺品整理業者の見積もりにて注意すべき点とは
遺品整理の作業当日に立ち合いなしでもご依頼可能
遺品整理を業者に依頼した場合、遺品整理の間は立ち会いを求められることが多いです。
しかし孤独死の場合、故人が親族から孤立していたり、何らかの理由で辺境の地に住んでいたりと家族がすぐには駆け付けられないこともあるでしょう。
当日の立ち会いが必要となると、予定が調整できず思うように作業が進まないといったことも懸念されます。
ミライルまごころサービスであれば、遺品整理当日に、必ずしも立ち会う必要はありません。遺品整理のプロである当社にて、責任を持って遺品整理を行いますので、どうぞ安心してお任せください。
孤独死が見つかった後の遺品整理に関してよくある質問
最後に、孤独死が見つかった後の遺品整理についてよくある質問に回答します。
- 遺品整理業者は何をしてくれるのか
- 孤独死の遺品はどうなるのか
- 事前に準備しておくべきもの
- 見積もりだけでも問い合わせは可能か
- 立ち会いは可能か
遺品整理作業は何をしてくれるのか
遺品の整理を行う際には、処分する遺品とそうでないものに分別します。孤独死が見つかった部屋にある遺品のほとんどは処分品扱いです。
しかし、中には使える遺品が出てくる場合もあり、相続品として大切に扱われます。
孤独死の遺品はどうなるのか
孤独死が見つかった部屋の中は死臭や血の臭いが染みついている状態で、周りの遺品にも臭いが付着しています。そのため、孤独死の遺品は原則、処分品扱いとなることがほとんどです。
また、遺言書や通帳などは警察からの立入り許可が出てから確認できます。
参考:相続放棄する時の遺品整理の注意点について解説
事前に準備しておくべきもの
孤独死が見つかった部屋の特殊清掃を依頼するにあたって、事前に準備すべきものは特にありません。清掃が終わるまでは原則、部屋の中には入らないようにしましょう。
誤って部屋に入ってしまうと、悪臭によって体調を崩す恐れもあります。
見積もりだけでも問い合わせは可能か
見積もりだけでも問い合わせは可能です。今の状況を業者に伝えつつ、どのような流れで片付け作業が行われるかを確認しましょう。
業者によって料金は異なるため、複数社に問い合わせをすれば業者選びに失敗する心配もありません。
立ち会いは可能か
通常の遺品整理であれば立ち会いは可能です。ただし、孤独死が見つかった部屋の場合、体調を崩す恐れもあるため原則お断りしています。
立ち会えるかどうかは要相談となるため、立ち会い希望の理由を業者スタッフにお伝えください。
孤独死後の遺品整理に関するご相談はミライルまごころサービスまで
孤独死は死後しばらく経って発見されることが多く、部屋の復旧には特殊清掃が必要となります。誤った方法で進めると体調を崩す可能性もあるため、特殊清掃は必ず業者に依頼するようにしましょう。
しかし遺品整理業者すべてが特殊清掃に対応しているとは限りません。余分な手間や料金がかからないようにするためにも、特殊清掃が可能な遺品整理業者を探すことが大切です。
『ミライルまごころサービス』では、遺品整理に加えて特殊清掃も承っています。特殊清掃から処分扱いとなった遺品の回収まで、すべてをサポートしますので安心してお任せください。