ゴミ屋敷の片付けは自力でできる?判断基準や片付け手順を解説
最初は少量のゴミであっても、気づいたときには大量に溜まっており、いつの間にかゴミ屋敷になっているケースは少なくありません。
ゴミ屋敷をそのまま放置すると不衛生なだけでなく、住人がけがをするリスクもあります。
「なんとかしてゴミ屋敷を自力で片付けたい」「片付けたくても方法がわからない」などの悩みを抱える方もいるでしょう。
ゴミ屋敷を自力で片付けるには事前に計画を立てて、その通りに進めることが大切です。
本記事では、ゴミ屋敷の判断基準や自力で片付ける手順を解説します。自力で片付けられない場合におすすめの業者も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
どこからがゴミ屋敷なのかを知っておこう
ゴミ屋敷と言っても、ゴミの量がどのくらいかによってそのレベルは異なります。
ゴミ屋敷に明確な定義は存在していません。家の中がゴミだらけで足の踏み場もない状態は、十分にゴミ屋敷と言えるでしょう。
ゴミ屋敷には不衛生なイメージがありますが、そのまま放置するとほかにもさまざまなリスクがあります。
- ゴミの散乱による転倒事故
- 悪臭や害虫による健康被害
- コンセントへのホコリの蓄積による火災発生
ゴミだらけの中での生活をこのまま続けると、思わぬリスクにつながる可能性があります。ゴミ屋敷の自覚があるなら、できるだけ早く片付けることが大切です。
ゴミ屋敷の片付けを自力で行えるかの判断基準
ゴミ屋敷の片付けを自力で行えるかの判断基準を紹介します。
- 家の間取りが3DKまで
- キッチン・洗面所・浴室などの水回りが機能している
- 片付けるゴミの種類は一般ゴミである
- ゴミが天井まで積み重なっていない
- 部屋の中で住人が生活できている
それぞれ詳しく解説します。
1.家の間取りが3DKまで
ゴミ屋敷は、家の間取りが広いほど自力で片付けるのが困難になります。部屋の広さに比例してゴミの量も多くなるので、片付けに時間や体力が必要です。
そのため、自力でゴミ屋敷を片付けられる範囲の限界は、3DKまでと言われています。これ以上の広さになると、よっぽど意思の強さがなければ片付けを完了させられないでしょう。
3LDKや4LDKなどの家がゴミ屋敷になっている場合は、専門業者への依頼を検討しなければなりません。
2.キッチン・洗面所・浴室などの水回りが機能している
キッチン・洗面所・浴室などの水回りが機能していることも、ゴミ屋敷を自力で片付けられるかの判断基準となります。
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、ゴミの処分後は洗剤を使った清掃が必要です。そのため、水回りが機能していないと、家の中を自力できれいにするのは難しいでしょう。
一方、水回りへの経路が確保されていれば、自力でも清掃がしやすくなります。
水回りがゴミで埋め尽くされている状態なら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
3.片付けるゴミの種類は一般ゴミである
片付けるゴミの種類が一般ゴミの場合も、自力でゴミ屋敷を片づけられる可能性があります。
ゴミ屋敷を自力で片付ける際は、処分するゴミを仕分けしなければなりません。ゴミの中には粗大ゴミやリサイクル家電など、一般ゴミとして処分できないものもあるからです。
例えば、粗大ゴミが多い場合は、申込みから回収までに期間が空く可能性があります。一方、燃えるゴミや資源ゴミがメインなら、自分でも処理しやすいでしょう。
大型の不用品が多い場合は、業者への依頼も検討してみてください。
4.ゴミが天井まで積み重なっていない
ゴミ屋敷を自力で片付けたい場合は、ゴミが天井まで積み重なっていないかを判断基準にしましょう。
部屋中がゴミで埋め尽くされていないのであれば、時間はかかっても自力で片付けられる可能性が十分にあります。
しかし、ゴミが多すぎる場合は作業スペースが確保できず、素人だけでは対応できないかもしれません。
また、ゴミが天井まで積み重なった状態から無理に片付けようとすると、崩れてくる可能性があり危険です。
5.部屋の中で住人が生活できている
ゴミ屋敷の中には部屋中がゴミで埋め尽くされて、玄関から溢れ出そうなケースもあります。このような状態では、人が中で生活するのはまず無理でしょう。
部屋の中で住人が生活できないような状態の場合、自力でゴミ屋敷を片付けるのは困難です。
一方、ものが多すぎるけれどなんとか生活できているなら、不用品を捨てることでゴミ屋敷を片付けられる可能性があります。
自力で片付けられるかは、部屋の中で生活できているかを基準にしましょう。
ゴミ屋敷を自力で片付ける際の大まかな流れ
ゴミ屋敷を自力で片付ける際の大まかな流れを紹介します。
- スケジュールを立てて人手を確保する
- ゴミ屋敷の片付けに必要な道具を用意する
- ゴミを「捨てるもの」「残すもの」に仕分ける
- 自治体のルールに従ってゴミを処分する
- 最後に部屋の清掃・消毒を行う
それぞれ詳しく解説します。
1.スケジュールを立てて人手を確保する
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、1日ですべての作業を終わらせるのは難しいでしょう。そのため、まずはスケジュールを立てて、まとまった期間で作業を進めるのがおすすめです。
しかし、スケジュールを立てていても、予定通りに作業が進むとは限りません。進捗が遅れた場合を想定して、予備日をもうけておくと安心です。
また、できれば家族や友人などに声をかけて、作業当日の人手を確保しておくとスムーズに進められるでしょう。
2.ゴミ屋敷の片付けに必要な道具を用意する
ゴミ屋敷には、ホコリや害虫など健康を害する要素がたくさんあります。健康を害する要素をすぐ排除できるよう、事前に片付けに必要な道具を用意しておくことが大切です。
ゴミ屋敷の片付けを始める前に、以下の掃除用具を用意しておきましょう。
- 軍手
- マスク
- ゴム手袋
- 段ボール
- ゴミ袋
- 害虫駆除剤
- 掃除用具
また、片付けをしていると、大型のゴミが出てくる場合があります。処分する際の運搬用に、軽トラックを用意しておくと便利です。
3.ゴミを「捨てるもの」「残すもの」に仕分ける
ゴミ屋敷を自力で片付ける際は、まず家の中のものを「捨てるもの」「残すもの」の2種類に仕分けます。この際に、「捨てるもの」はゴミ袋へ、「残すもの」は段ボールに入れていくと仕分けがスムーズです。
また、「捨てるもの」に関しては、ゴミの種類に応じてさらに分別しなければなりません。
例えば、紙くずは燃えるゴミ、ペットボトルは資源ゴミのように分ける必要があります。ゴミ袋を3種類に分けて、分別しながら入れていくと二度手間になりません。
4.自治体のルールに従ってゴミを処分する
ゴミ屋敷を自力で片付ける場合、自治体のルールに従ってゴミを処分してください。
ゴミ出しのルールは自治体ごとに決められています。そのため、片付けを始める前に、お住いの自治体のルールを確認しておくことが大切です。
特に、粗大ゴミや家電を処分する際には、別途手続きが必要になります。ゴミ屋敷の片付けを実施するスケジュールに合わせて、手続きや処理券の購入などを済ませておきましょう。
5.最後に部屋の清掃・消毒を行う
「捨てるもの」をすべて処分したら、最後に部屋の清掃・消毒を行いましょう。
ゴミ屋敷の壁や床には長年の汚れが染みつき、カビが発生している可能性があります。汚れやカビを取り除くには、住居用洗剤やカビ取り剤、消毒アルコールなどを使ったクリーニングが必要です。
清掃・消毒を行う際は安全のためにゴム手袋を着用して、換気しながら作業を行ってください。
ゴミ屋敷を自力で片付けるのが難しい場合は業者に依頼しよう
部屋の間取りが3DK以上の場合やゴミが天井まで達している場合など、ゴミ屋敷を自力で片付けるのが困難なら、専門業者に依頼するのがおすすめです。
プロに依頼すれば、自力で片付けるよりもスピーディーに作業を終えられます。
ゴミ屋敷を自力で片付けられないからと放置すれば、衛生面や火災のリスクなど、さまざまなトラブルにつながるかもしれません。大惨事が起こる前に、業者に相談して片付けてしまいましょう。
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼する際の選び方
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼する際の選び方を紹介します。
- 出張見積もりに対応した業者を選ぶ
- 行政から許可を得ている業者を選ぶ
- ゴミ屋敷の片付け実績が豊富な業者を選ぶ
- ハウスクリーニングに対応した業者を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
出張見積もりに対応した業者を選ぶ
優良業者に依頼したいなら、出張見積もりに対応した業者を選びましょう。
専門業者の中には、現地調査を行わずに見積もりを提示するところもあります。しかし、実際の作業現場を見ていないと、正確な見積もりは出せません。
また、見積書の内訳が合っているかを確認することも大事です。疑問や不安な点がある場合は、業者にしっかり聞いておきましょう。
行政から許可を得ている業者を選ぶ
安心してゴミ屋敷の片付けを依頼するには、行政から許可を得ている業者を選んでください。
一般家庭からゴミを回収するには、「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。行政から許可を得ていない業者は法律違反であり、悪徳業者の可能性があります。
また、不用品を買い取ってもらう場合には「古物営業許可」も必要になるため、行政から許可を得ているかを確認しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付け実績が豊富な業者を選ぶ
優良業者に依頼するには、ゴミ屋敷の片付け実績が豊富かどうかを確認することも重要です。
多くのゴミ屋敷清掃業者では、公式サイトで作業実績を公開しています。実際の作業前と作業後の画像を確認することで、依頼した場合のイメージがわきやすくなるでしょう。
また、SNSや口コミサイトなどで、業者の評判も確認しておくと安心です。
ハウスクリーニングに対応した業者を選ぶ
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼する場合は、ハウスクリーニングに対応した業者を選ぶのがおすすめです。
長年放置されたゴミ屋敷ほど、腐敗や害虫の発生が問題になります。そのため、部屋中の消臭や除菌が必須です。
ハウスクリーニングに対応した業者であれば、片付けと合わせて消臭や除菌も一緒に依頼できます。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリット
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するメリットは以下のとおりです。
- 最短1日でゴミ屋敷をきれいにしてもらえる
- 不用品の回収も一緒に依頼できる
- 近隣にバレないように片付けてくれる
それぞれ詳しく解説します。
最短1日でゴミ屋敷をきれいにしてもらえる
不要なもので溢れ返ったゴミ屋敷を自力で片付けるのは困難です。しかし、専門業者に依頼すれば、最短1日でゴミ屋敷をきれいにしてくれます。
スタッフには豊富な経験があるため、素人だけで片付けを行うよりもスピーディーな作業が可能です。
できるだけ早くゴミ屋敷を片付けたいなら、専門業者に相談してみましょう。
不用品の回収を一緒に依頼できる
不用品の回収を一緒に依頼できるのも、専門業者にゴミ屋敷の片付けを依頼するメリットの1つです。
専門業者に依頼すれば、不用品を回収してくれるため自分で処分する必要がありません。また、不用品回収と買取に対応した業者であれば、作業費用と買取額を相殺してくれます。
ゴミ屋敷清掃の費用を抑えたい方は、買取にも対応した業者を探してみましょう。
近隣にバレないように片付けてくれる
ゴミ屋敷の片付けを専門業者に依頼すれば、近隣にバレないように片付けてくれるため安心です。
専門業者ではプライバシー保護を徹底しており、近隣の住民にゴミ屋敷であることがバレないように配慮してくれます。
業者によっては、人目につきにくい夜間の作業にも対応可能です。近隣に気づかれずに片付けたいなら、専門業者に依頼しましょう。
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するデメリット
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するデメリットは以下のとおりです。
- 自力で片付けるよりも費用がかかる
- 悪徳業者に依頼すると高額費用を請求される場合がある
それぞれ詳しく解説します。
自力で片付けるよりも費用がかかる
ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼すると、自力で片付けるよりも費用がかかります。
しかし、費用がかかっても、自分たちで段取りして作業する必要がない点は大きなメリットでしょう。
また、ハウスクリーニングに対応している業者に依頼すれば、短時間で素人ではできないくらいきれいにしてもらえます。きれいに片付ける自信がない方は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
悪徳業者に依頼すると高額費用を請求される場合がある
誤って悪徳業者に依頼すると、高額な費用を請求される場合があることも、ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼するデメリットです。
悪徳業者は実際に現地を確認せず、電話のみで見積もりを済ませる傾向があります。
優良業者に依頼するためには、複数社に見積もりを依頼して、対応や金額を比較したうえで決めるのがおすすめです。
ゴミ屋敷清掃はミライルまごころサービスがおすすめ
ゴミ屋敷清掃をミライルまごころサービスに依頼するのがおすすめな理由を4つ紹介します。
- 出張見積もりにより適切な料金を提案
- 追加料金は一切なしの明瞭な料金体系
- 不用品回収やハウスクリーニングにも対応
- プライバシーを考慮して夜間作業も可能
それぞれ詳しく解説します。
出張見積もりにより適切な料金を提案
ミライルまごころサービスでは、24時間いつでも出張見積もりに対応しています。土日祝日でも追加料金はなく、無料で見積もり依頼が可能です。
実際に作業する部屋の間取りや状態を確認するため、正確な見積もり額を提示してくれます。
適正価格でゴミ屋敷清掃を依頼したい方は、ぜひミライルまごころサービスにご相談ください。
追加料金は一切なしの明瞭な料金体系
ミライルまごころサービスでは、追加料金は一切なしの明瞭な料金体系でサービスを提供しています。
ゴミ屋敷清掃にかかる費用は業界最安クラスの価格であり、見積もり提示後の追加料金は一切発生しません。明瞭な料金体系でわかりやすいため、初めて依頼する方でも安心です。
相場に沿った料金でゴミ屋敷清掃を依頼したい方は、ミライルまごころサービスを検討してみてください。
不用品回収やハウスクリーニングにも対応
ミライルまごころサービスでは、ゴミ屋敷清掃だけでなく不用品回収やハウスクリーニングにも対応しています。
複数のサービスを一括で依頼できるため、ゴミ屋敷に大量の不用品がある場合でも安心です。また、価値があるものが見つかった場合は、ゴミ屋敷清掃にかかった費用と買取額を相殺できます。
プライバシーを考慮して夜間作業も可能
ミライルまごころサービスでは、プライバシー保護と個人情報保護を徹底しています。そのため、プライバシーを考慮して夜間の作業も可能です。
プライバシーへの配慮を心がけているので、希望すればゴミ屋敷清掃を誰にも知られることなく完了させられます。
近隣の住民にバレたくない場合は、人目につきやすい日中の作業を避けて、夜間作業を依頼するのがおすすめです。
ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問
ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問を紹介します。
- 自力でゴミ屋敷を片付ける際の効果的な順番は?
- ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は?
- ゴミ屋敷の片付けにはどれくらいの時間がかかる?
自力でゴミ屋敷を片付ける際の効率的な順番は?
自力でゴミ屋敷の片付けを行う場合は、以下の手順で作業を進めましょう。
- まずは出入り口を確保する
- 一目見て不要と判断できる大きなものから処分する
- 「残すもの」「不要なもの」を仕分ける
- 掃除は高い位置から、床の掃除は部屋の奥から出入り口に向かって行う
上記の手順に従うことで、効率良く片付けを進められます。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用は?
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用の相場は以下のとおりです。
間取り | 1R・1K | 1DK | 1LDK | 2DK | 2LDK | 3DK | 3LDK | 4LDK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
料金の目安 | 33,443円~ | 55,617円~ | 74,841円~ | 101,008円~ | 124,427円~ | 151,494円~ | 173,479円~ | 217,019円~ |
※参考:みんなの遺品整理
実際の費用は、処分するゴミの量や作業する地域によって異なります。ゴミ屋敷清掃を依頼する前に、地域の相場を把握しておきましょう。
ゴミ屋敷の片付けにはどれくらいの時間がかかる?
ゴミ屋敷の片付けにかかる時間は、作業する部屋の間取りによって異なります。間取りごとの作業時間の目安は以下のとおりです。
間取り | 1R・1K | 1DK | 1LDK | 2DK | 2LDK | 3DK | 3LDK | 4LDK |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
作業時間 | 1~3時間 | 2~4時間 | 2~6時間 | 2~6時間 | 3~8時間 | 4~10時間 | 5~12時間 | 6~15時間 |
また、処分するゴミの量によって、作業時間は前後します。
ゴミ屋敷清掃はミライルまごころサービスへご相談ください
ゴミ屋敷清掃に対応した業者を探している方は、ミライルまごころサービスにぜひご相談ください。
ミライルまごころサービスではハウスクリーニングにも対応しており、ゴミ屋敷の片付けから消臭・除菌まで一括して依頼できます。
また、不用品の買取サービスも実施しているため、買取額と清掃にかかる費用の相殺が可能です。
優良業者を探している方は、ミライルまごころサービスまでお気軽にご相談ください。